« 2009年1月 | トップページ | 2009年3月 »

2009年2月

ゴーン道場

ゴーン道場 (朝日新書) Book ゴーン道場 (朝日新書)

著者:カルロス・ゴーン
販売元:朝日新聞出版
Amazon.co.jpで詳細を確認する

オススメ度:☆

【感想】
朝日新聞で連載されたコラムをまとめたものです。

新書で短いので星はひとつですが、教養も学べるよい本だと思います。
結婚や家族、また子どもの携帯電話についてなんかも書いてあり、面白いです。

個人的には最後に書いた(海にあこがれる)というところが大好きです。

【内容】

(リーダーに必要な資質のひとつ:共感力)
理屈を超えて他者と心を通わせあう力。相手への理解、直観力です。
こうした特性は経験を重ねて体得するもの。
若いときはめいっぱい旅をし、外国語を習い、外国の友人を作りましょう。
会社に入ったら恥ずかしがらずに、海外の案件も自分から手を挙げ、どんどん引き受けていきましょう。

(学習、お互いから学ぶこと)
自分とは違う人間から学ぶ方が多くのことを学べます。同じような経歴で同じような基本条件を持っていると、相手の言動が何でも想像できますよね。
これがまったく違う人間だと、びっくりしたり衝撃を受けたりする。
そうやって自分自身の領域を広げ、新しいロジックを発見することがあります。

(リーダーシップ)
私はリーダーシップというものが書物から学べるものではないと思います。「実践する」ことで学ぶのです。
状況が困難であればあるほど学ぶものは多い。困難に立ち向かうことで、自分は何をすべきか、何ができるのかがわかってくる。

(モチベーション)
ある研究で、ビジネスマンの業績のうち、仕事上の知識や技術によるものはたった15%であり、残りの85%は仕事への取り組み姿勢や人との接し方によって決まる、と読んだことがあります。
その結論は私には驚きでもなんでもありません。
自分自身の経験からそう思えるのです。

(海にあこがれる)
リーダーシップは組織のために魅力的なビジョンを描くとともに、伝えることも必要とします。
・・・ビジョンは共有化されていなければならないし、またそれは魅力的なものでなければならない。
・・・昔こういうことを書いた人がいました。
「船を造りたかったら、人々に木を集めろと号令をかけてはならない。作業や仕事を割り当てないことだ。そんなことより、無限に続く広大な海にあこがれる心を教えなさい。」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

益川教授 (ノーベル賞受賞者)

今日NHKのニュースでノーベル賞を受賞した益川教授と小林教授が名古屋大で講演会をした様子を放送していました。

今まであまり知らなかったのですが、相当面白い人みたいです。

英語が大の苦手らしく、ノーベル賞の受賞式典のために初めてパスポートを取得して国外に出たらしいです。
しかも、受賞講演は日本語・・・・。ある意味神ですね。

ちょっと勇気づけられた言葉をいくつか。

(子どもの頃の話)
「実家は砂糖を売っていたが、自分はモノを売ってお金を得ることが大嫌いだった。」

「努力しなくても続けられること、夢中になれることを頑張ってください!」

「勉強をしなさいと言われるだろうが、何より自分が好きなことをしてください!」

*上記完全に正確ではないです*

自分もこういう、人間的に豊かな人になりたいと思いますね。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

「知の衰退」からいかに脱出するか?

「知の衰退」からいかに脱出するか? Book 「知の衰退」からいかに脱出するか?

著者:大前研一
販売元:光文社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

オススメ度:☆

【感想】

大前研一さんの本はいいと聞いて読んでみました。がちょっとイマイチ。
内容が難しくて付いていけない面もあったと思うのですが、ピンとくるところが少ないです。

一貫した主張は、『日本でのんびりしてたらダメになるよ』ということで、
インド、中国、韓国、ドイツなどが凄い頑張っていることを知ることができました。

こんな内容の最後の2章くらいはけっこう面白かったので、そこだけ読むのをオススメします。

【内容】

(日本人の知能は低下している)
人と違うことを恐れてはいけない。むしろ、横並び意識を捨てなければ生き残れないと肝に銘ずべきだ。
「そうだ!僕はユニークな生き方をしよう!」
この言葉を胸に、身の回りを、そして世界を見渡してほしい。

中国に行くたびに驚かされるのは、すべての国民が強い上昇志向を持っていることだ。
司馬遼太郎が「坂の上の雲」で描いた、あのような状態がいまの中国にはある。平たく言えば、中国人はみな「立身出世」願望のかたまりである。

ドイツでは、ヘキストやバイエル、シーメンス、ダイムラーといった大企業が、アメリカで大型買収をしたために、「英語で経営ができないとダメだ」という認識が急速に広がったからである。
彼らは「アメリカの子会社が倒れたら本社も傾く」という危機感を持った。
またこの意識の変化がドイツ中の大学に知れ渡り、学生の親に伝わって、あっという間に小学校から英語を学ばせるというムーブメントになり、その結果、この10年でドイツは劇的に変わってしまったのである。

たとえば韓国では1997年の金融危機でIMF管理下に入ってからは、韓国企業といえども英語ができない人間は出世できなくなった。
サムスンは就職試験に、TOEIC900点という数値目標を掲げている。
当然、それに伴って大学も変わった。私は伸世大と梨花女子大の教授を拝命しているが、授業は英語で行い、学生たちは全て理解してくれる。

繰り返しになるが、三種の神器とは「英語」「IT」「ファイナンス」だ。
この3つは必須項目であるが、昔でいえば「読み」「書き」「そろばん」程度のことである。この三種の神器を、学生は大学時代にピカピカに磨いておかねば、いまでは国際的な人材たりえないのだから、リーダーにも当然要求される。

「国内にだけこだわっていたら、世界で勝負できない。世界で通用しなかったら、本国でも通用しない」
これがグローバル経営であるが、この意識がドイツ企業とドイツ人に芽生えたのである。

勝ち組と伍していこうとするのなら、まず自分から行動を起こすしかない。集団IQがここまで下がってしまった日本政府や社会に期待してもムダである。

このことに気がついたあなたには、「知の衰退」から脱出して、自分なりに納得のいく「ユニークな生き方」を始めてもらいたい。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

« 2009年1月 | トップページ | 2009年3月 »