前回に続いて藤原さんです。
【感想】
藤原さんはリクルートから杉並区の和田中という中学の校長として赴任され、数々の改善を行ったことで有名です。
(夜スペ(塾の先生が土曜に学校で教える)などは有名だと思います)
そのほかにも
・校庭の芝生化
・農業クラブ
・図書室の改造・運営
・土曜の寺子屋(大学生ボランティアによる補習授業)
などを実行されたそうです。
ここで学校というフィールドを考えます。
教師は保守的だし、教育委員会もいる、うるさい親もいる、なんて改革を止めるような要素ばかりだと思うのです。
このフィールドでこれだけの改革が実行できたのは、相当リーダーシップがありつつも、
人を動かすのが桁違いに上手なんだと感じました。
はっきりいって常人じゃこんなに上手くいくつも変えることはできないと思います。
世の中スゴイ人がたくさんいますね。
【内容】
(思い立ったら始めなさい)
私が校長に就任したとき、あるベテラン校長からもらったアドバイスは次のようなものでした。
「はじめの一年は様子をみること。
でないと、教師がついてこないから。
だんだん味を出していって4年目で自分の学校経営を完成する。
だから一般に校長の任期は4年なんだよ」
冗談じゃないと思った私は、一年目は動くなというタブーをすぐ破り、初年度の1学期だけで10箇所以上の改善を実行しました。
「学校だよりのカラー化」
「ホームページの解説」
「お父さんの話を聞く土曜の会の開催」
「和田コミュニティ教育基金の開設」
「和田中[よのなか]科をすべて公開授業に]
「校庭の一部芝生化の提案」などがそれ。
世の中は変化し、子供たちは3年で卒業してしまうのだから、いいことはすぐにでも始めたいと思ったのです。
(プレゼンのコツ)
人間は自分の頭にあるものに置き換えながら理解しようとする、というのを徹底して意識しながらトークを組み立てることです。
お客さまの頭の中にないイメージを使って物事をいくら説明しても、実は何も伝わらない。逆に、多少無理やりでも構わないから、お客さまの頭の中にあるイメージを利用しながら、それだけで物事を説明すると納得しやすいのです。
(組織から個人を動かす)
組織の側から個人に対し、いい形でベクトルを伸ばせるように促すとすれば、次の3つの条件をそろえたアクションを起こすことが必要となるでしょう。
・みんなの目に見えるわかりやすいアクションであること(可視性)
・個人としてもぜひやりたいと思えるアクションであること(共感性)
・すぐに体を動かせる具体的なアクションであること(運動性)
この3つの条件のそろった事業やアクションを、景気悪化や競争会社の参入など外敵に対する危機感が出てくるころを見計らって打つのです。
(これからの若いビジネスマンに求められる力)
~それなのに、見通しがきかないことを理由にこの一歩を踏み出せず、ありもしない正解を求めている人が多い。
会社でも100回会議を重ねているところが多いのですが、さっさと始めて100回修正していったほうが、絶対に「納得解」、つまり状況ごとの「最適解」にたどりつく。
~この一歩を踏み出すキッカケを「勇気」と呼ぶのはカッコ良すぎるんですね。求められているのは誤解を恐れずに言えば「無謀さ」ですよ。
~私が和田中でやった200近い改革も、「こういうリスクはどうするんですか」という質問にいちいち答えていたら、1つもできなかったと思います。変えることにリスクがないなんて、そんなこと、あるはずないでしょう?
だから個人の人生の戦略として、ものすごく大事なことを決めるときにも、無邪気になってしまえばいい。
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